• Division of Microbiology (Kanda lab), Faculty of Medicine, Tohoku Medical and Pharmaceutical University

研究内容

1)胃がん細胞由来EBウイルス株の解析
私たちは、ゲノム編集技術を応用することで、韓国由来EBウイルス陽性胃がん細胞株からEBウイルスゲノム全長をクローン化することに成功しました。この方法を日本人EBウイルス陽性胃がんの解析に応用することを試みています。
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2)日本人扁桃組織由来EBウイルス株の解析によるウイルスゲノム反復配列の個人差
日本人の扁桃組織に自然感染しているEBウイルス臨床株の完全長ウイルスゲノム塩基配列の決定を行い、反復配列の多様性について明らかにしました。
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3)アジア地域における日本人EBウイルス株の系統学的位置の解析
日本人由来EBウイルス株と他のアジア地域のEBウイルス株の相違点・類似点を調べています。
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4)EBウイルスの後期遺伝子転写機構の解析
EBウイルス潜伏感染細胞に対してウイルス産生のスイッチをオンにするシグナルが入ると、前初期遺伝子、初期遺伝子、後期遺伝子の順にウイルス遺伝子群がカスケード状に発現して、子孫ウイルス粒子が形成されます。特にウイルス産生時の後期遺伝子発現の仕組みに興味を持って解析を進めています。
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