• Division of Microbiology (Kanda lab), Faculty of Medicine, Tohoku Medical and Pharmaceutical University

第12回日米癌合同会議

ハワイ・マウイ島で開催された12th AACR-JCA joint meeting(第12回日米癌合同会議)に参加してきました。日本側の代表は畠山昌則先生で、私が留学先から帰国した際に、同じ研究所(北海道大学・遺伝子病制御研究所)におられた先生です。以来、いろいろお世話になっています。コロナウイルス感染が拡大し始めた2019年2月に学会でタイを訪れて以来、約2年10か月ぶりの海外出張です。私(神田)は、2021年に発表した論文(Yajima M et al., J Gen Virol, 2021)の内容に新たな知見を加えた形でのポスター発表でした。
事前に招待講演のプログラムが公開されていたので、行く前から楽しみにしていた講演がいくつかありました。聴く側としては、細かいデータをこれでもかと提示されるより、大きな研究の流れを説明してくれた方がわかりやすくて印象に残ります。一方、先行研究へのリスペクトがあること、その上でどこが新しいのか鍵となるデータはきちんと提示してもらわないと、説得力が欠ける場合もあります。自分ならどのように話すかと考えながら発表を聞くようにしているのですが、良く工夫された講演を聞くとさすがだなと感心してしまいます。若い学生の皆さんは、くれぐれも英語を磨いておいてください。

ポスターの前で
昼下がりのマウイ島にきれいな虹がかかりました